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不安の中を生きる

 久々の更新です。 さすがにここを訪れてくれる人も減ってきたようなので,心機一転モードという感じです。 ちなみに,この間,けっこうあれやこれやと忙しかったんですが,その合間に,写真のようなところに行ったり……ってなこともしていたのでした。(^^)
 
Xian
 



 さて,大上段にふりかぶったようなタイトルですが,何のことはない,以下の記事を紹介するというだけのことです:
 
うねやま研究室●新型インフルエンザの安心宣言から「安全・安心」を考えるFoodScience
 
"FoodScience" そのものは有料サイトですが,「うねやま研究室」だけは畝山さんの立場もあってか,掲載後1週間経つと無料で読めます(ハッキリ言って,オススメです。 バックナンバーもぜひどうぞ!)。
 
詳細はリンク先を読んでもらうとして,ひとまず2ヶ所だけ引用します:

 (ニューヨーク市が一般市民向けに出した情報でとっているのは(←引用者補足))何らかの危険情報に接したときに不安になるのは当然である、というスタンスです。そして、その不安を抱えながら正常な日常生活を送るのが大人にできることであり、(中略)。特に子どもはストレスの多い状況を理解する能力が未熟なために不安が強くなりがちなので、子どもには特別なケアを求めています。
 
(前略)(FDAやUSDAが行なう(←引用者補足))記者会見で説明しているのは政治家ではなく、問題についての専門知識を持った科学者たちです。この時出てくる「専門家」や「科学者」は、FDAやUSDAの職員である公衆衛生や食品安全全般への理解のある人たちであり、特定の分野だけに特化したいわゆる「専門馬鹿」でも、急遽呼び出されたほかの仕事を持っている人でもありません。(中略)行政機関に科学者がそれなりの地位で在職しているということの強みを感じさせます。そして議事進行を担当しているのはメディア対応やリスクコミュニケーションが専門の職員です。

前者は,「大人である」とはどういうことなのか?ということについて,ちょっと考えさせられる部分ではあります。 そして後者は,日本においてこれから重視していかなければいけない部分だと思います。 これまでも書いてきたことですが,いわゆる専門家の能力を生かせる場はたくさんあるはずだし,そういう場を作っていくことが(社会にとっても)重要と思うわけで。

 上の話と直接対応する話ではないですが,なにしろ現実にはこういうことも起こってたりするわけで,出来ることなら何かいい方向に変えていきたいもんです。 ちなみに,これについては,こちらや,あるいはこちらでも言及されていますが,特に後者は,日本学術会議会長という肩書きから来るカタい印象とは裏腹に,非常に読みやすく分かりやすい文章で,これまたオススメです。

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