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THE Inventor

 いつものように最近読んだ記事から2つ3つ……と思って書き始めたら,1つめでちょっと長くなっちゃったので独立させて紹介:

 う〜む,ある意味,映画よりもドラマティックな人生という気が……。 事実というのは時として本当に面白いものだったりするんだな〜と思わずにはいられません。
(なお,「へディ・ラマール」という記述も見られますが,ここでは元記事にしたがってラマーと書いておきます。)
 もちろん,元記事にもあるとおり,彼女の功績のキーとなるアイディアは彼女自身のものではないみたいだし,その意味ではあまり過大評価すべきではないとも言えるでしょう。 しかし,その一方で,(特許化した点も含め)彼女が今につながる実用化への流れの源流にいるのは確かであり,「パイオニア」と呼ばれる資格は備えているとも思います。
 
 この記事からリンクされているヘディ・ラマーの紹介記事を読むと,いくつかの興味深いトリビアが……。 例えば,彼女が演じた「一般劇映画史上初のヌード・シーン」はいくつかの上映国ではカットされたり別の場面に差し替えられたりした,とあります。 これはまあ,昔の話ですからさもありなんという感じですが,スゴイのは,2005年,ドイツでの第1回の "Inventor's Day" (発明家の日)が,敬意を込めて彼女の誕生日に開催された……という記述があることです。 「へ〜」と思ったので,もうちょっとだけ調べてみると,"inventors-day.com" なるサイトがあり,毎年 11月9日を Inventor's Day としていること(*),それがヘディ・ラマーの誕生日に由来することなどがハッキリと述べられていて,彼女に与えられた評価の一端を垣間見ることができます。
 
 
 ちなみに,ヘディ・ラマーは 2000年1月没とのことですから,携帯電話が普及し社会生活に大きなインパクトを与えている現在の状況をどの程度見ることができたのか,微妙です。 この辺を見ると,2000年当時のアメリカでの携帯電話普及率は30%前後と思われるので,少なくとも,今日のような「たいていの人が携帯電話を持っている」という状態を見ることは出来なかったのではないかと想像します。 その点はちょっと残念なことだけれど,(彼女を源流の1つとして)今われわれが受けている恩恵を考えると,確かに,1つのオスカーよりも遥かに大きな賞賛を与えて然るべきではないか,という気にさせられたりします。
 
 
(*)ただし,これはヨーロッパのドイツ語圏での話で,アメリカなんかでは別の日になっています。

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